「あなたは何を見て、何を聴いて、何を感じて、心を動かしますか?」
そう尋ねられた時、僕はどう答えるだろう。
ふと、考えることがあります。
心踊る冒険活劇
美しい情景を想起させるような音楽
日々の子どもたちの成長
このブログを読んでいただいている皆さんは何を想うでしょうか。
・・・きっと素敵なものに溢れていると思います。
でも僕は少し欲張りなので
そこにもう一つ付け加えてもらいたいものがあります。
「使い込まれて、美しい存在感のあるの革小物」
僕は、そういったものを世に送り出したい。
製作したものが手元に届いた時から、そうあって欲しい。
そう願わずにはいられないのです。
革と、楔と、夜明けの群青
夜明け、といってもまだ日が出ていない午前6時。
ベランダに出ると、冬の空気が挨拶がわりに頬をひと撫で。
ピリッと突くような空気に触れると、僕は独立前のことを少し思い出します。
自分のために始めた革小物製作。
革という命を預かる素材と、時間により変化する壮大なスケールに触れていくうちに
もっと触れていたい。
もっと作り続けたい。
もっと表現したい。
もっと知ってもらいたい。
と、今思えば
僕自身の中でも時間とともに「変化」が起こっていたのだと気付かされます。
普通に考えれば
妻がいて、二人目の子供が産まれたばかり。
安定を捨てて飛び込むために家庭を巻き込むのはどうなのか。
常軌を逸している。
そう言われてもおかしくない状況です。
でも僕には確信めいたものが確かにありました。
それが何かと問われると言語化することが非常に難しいのですが
自分の中に確かにある、狂ったほどの熱を、一つの方向に向ければ絶対なんとかなる。
根拠のない自身、と言ってしまえばそれまでですが
「感動する」ということを、僕は知っている。
素晴らしい情景を目の当たりにした時
美しい音楽を聴いた時
心がどうしようもなくざわざわして、気がつくと涙が頬を伝い
何でもできそうになるあの感覚を知っている。
心臓に何かが突き刺さるようなあの感覚を、僕は知っている。
だから僕は「作る」ことでそれを目指したい。
誰かの心に楔を打てるように、作り続けたい。
そう願った2年前、冬の夜明け。
僕にとって青は決意の色であり、覚悟の色であり、そして一歩目を踏み出したあの日の空の色なのです。
反響する想い
今年もおかげさまで、SNSやポップアップを通じてたくさんの方と繋がることができました。
まだまだ若輩者ではございますが、1年間お付き合いいただきましたこと、
改めて感謝を申し上げます。
細々とブログやオンラインストアなどの活動を通して
お声かけいただいたこと、
商品レビューをいただいたこと、
革小物の近況報告をいただいたこと、などなど。
全てが励みになっております。
打った楔が反響して、僕の心に返ってくる。
こんなに嬉しいことは他にはありません。
これからも、作り続け、さらなる反響を届けられるよう、精進して参りますので
そうぞよろしくお願い申し上げます。
ご縁への感謝と、ポイントアップキャンペーンについて
ここまでの文章のテンションで
オチにこれ持ってくるのもどうかと思ったのですが、ちょっとだけ営業を。
年末の最後の最後ですが、こうして今年も「ご縁」に恵まれ、活動ができたことへのお礼として
12/31まで
「お財布」「手帳」限定でポイント「5倍」キャンペーンを実施しております!
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【重要なお知らせ】
おかげさまで多くのご注文をいただいており、正月を挟み現在納期にお時間を頂戴しております。
お財布などの小物・・・最大で3週間
バッグなどの大物・・・最大で4週間
なるべく早く製作して、納期前にはお届けできるようにしておりますが
万が一お急ぎの場合は別途ご連絡いただけますと幸いです。
お時間を頂戴しており恐縮ですが、1点ずつ丁寧に仕立てさせていただきますので
何卒よろしくお願い申し上げます。
いよいよ年の瀬。
急に冷え込みも強くなって参りましたので最後の最後で体調を崩さぬよう、良いお年をお迎えくださいませ。
来年もブログは続けていきますので、拙い文章ではございますがどうぞよろしくお願い申し上げます!
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