こんにちは、cobalt leather works のクリモトです。今日はカスタムオーダーについてのご紹介です。
SNSで繋がっているフォロワーさんたちは時々カスタムした商品を目にすることもあるかと思いますが
「カスタムオーダーってどうやってしたらいいの?」とか「どんなことまでできるの?」
といった疑問について、製作した例を交えながらご紹介していこうと思います。
目次
カスタムオーダーとは?
当店におけるカスタムオーダーとは、当店の定番商品を少しだけ修正して製作するオーダーのことです。
通常の製品とは仕様を少し変更しての製作となりますので、
カスタムの範囲で「できること」「できないこと」があります。
また、素材の追加やサイズの変更などにより、
型の製作が発生したり、素材にプラスαが発生したりすることがありますので、基本的には定番商品よりも価格が上がる、と考えていただいて良いかと思います。
ただ、カスタムの範囲なので極端に値段が2倍、3倍になることはありませんのでご安心ください。
(後半で書きますがフルオーダーは別です)
カスタムってどんなことができるの?|製作例のご紹介
カスタムオーダーで多いのは「サイズの微調整」「仕様の微修正」「パーツの追加」などがあります。
素材や仕様については現行のモデルで製作します。
また、このカスタムオーダーから派生して正式にオプションサービスとして開始したものもありますので
「こんなことできる?」は結構ありがたかったりします。(できないことも結構ありますが・・・)
では実際に、過去に製作したカスタムオーダーの例をご紹介していきましょう!
製作例①|サイズの微調整
実は一番多くご依頼いただくのがサイズの微調整。
中でも多いのがブックカバーの調整。
当店のブックカバーは文庫サイズか新書サイズの2種類となりますがご依頼いただければサイズの調整なんかも承っております。
中でも印象的だったのがこの特大サイズのブックカバー。
洋書のハードカバーの本にご使用されるとのことでかなりの大きさになりましたが、ペトロリオの鮮やかなブルーグリーンが綺麗です。(革をがっつり20dsくらい使ったような・・・)
他にもリングプランナー “byblos(ビブロス)”のサイズ変更でHBWA5なんかを製作した例も・・・
H(高さ)B(バイブル)W(横幅)A5(A5用紙サイズ)を略してHBWA5。
リフィルも国内では1社しか出していないレアなサイズのリングプランナーです。
その分製品としてのバリエーションも少ないので、こういったカスタムは実は貴重なのかもしれませんね。
最近だとグラスシースを一回り大きく、なんてご依頼もありました。
こちらは高さを少し追加してゆとりがあるような感じですね。
製作例②|仕様の微修正
仕様の修正については「できる」「できない」が結構難しいところで
過去に製作していた仕様や、少しだけカスタムすればできるものなど、諸々ありますので
まずはご相談いただきたいところですね。
こちらはミドルウォレットのカード収納の仕様変更です。
通常はスリットタイプですが、よくある段々の仕様への変更。
実はこのモデル、ミドルウォレット のプロトタイプでSNSやこちらのブログで少しだけご紹介したものだったのですが、よく見ていただけたようで・・・。ご依頼いただいた時はグッとくるものがありました。
こちらのカードケースは厚みを少し削っっています。(その分収納枚数は減ります)
薄くなることで少しだけスマートな感じになりますね。
製作例③|パーツの追加
元の商品に少しだけパーツを追加するパターンです。
ご紹介するものは二つともすでにオプションとして正式に採用されておりますが、実はお客様のご要望から生まれたサービスだったのです。
まずはこちら、パスケースへのDカンの追加。
キーホルダーやストラップなど、シンプルなパスケースに少しだけアクセサリーの要素を持たせてあげることができるカスタムです。使い勝手の幅が広がるので結構人気です。
こちらはランドジップウォレット”arco(アルコ)”の内装、コインケースへのファスナー追加。
このお財布は独特な形状で、詰め込みすぎなければコインが漏れることもないのですが、たくさん入っても安心できる追加のオプションです。
少し厚みと重量が出てしましますが、その分、安心感も得られますね。
相談や注文はどのようにしたらいいの?
ご相談は各種SNSのDMでもOKですが、ご注文は基本的にメールでの受付となります。
メールの送信方法は3つ
- info@cobalt-lw.jp まで直接メールする
- ブログサイト左上のメニュー「お問い合わせ|Infomation」のフォームで送信する
- オンラインストア上部のメールアイコンからお問い合わせする
どれでも大丈夫ですが、注意点として
メールの受信設定で「ドメイン指定をしている場合」は当店からのメールが受信できませんのでご注意ください。
ご注文の流れ
ケースバイケースな所もありますが、追加で費用が発生する場合は基本的に以下の流れとなります。
- ご相談いただいた内容を元に、お見積もり書を作成させていただきます。
- お見積もり(PDF)をメールにて送付させていただきます。
- 記載の口座にてお振込によるお支払いをお願いします。
- お支払いを確認させていただいてからの製作開始となります
- 納期は1〜2週間ほど
- 発送の際には追跡番号を明記してメールにてご報告させていただきます
場合によっては費用が発生しないケースもありますのでその場合はオンラインストア経由となります。
カスタムオーダーに必要なもの
追加費用が発生する場合
オンラインストア上でのお取引ができないため、僕と直接のやりとりが必要になりますので
以下が必要となります。
- メールアドレス(PDF書類の受け取れる環境)
- 配送料の算出、および最終的にお品物をお届けするための「お名前」「ご住所」「ご連絡先」情報
のみです。
オンラインストアの会員に登録して〜・・・などのお手続きは特に必要ありませんのでご安心ください。
余談|フルオーダーとの違いについて
カスタムオーダーとフルオーダーって何が違うの?結構近いんじゃないの?
という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、製作の流れとしては全く異なるものとなります。
カスタムオーダーと違い、フルオーダーの場合はゼロベースからお客様のご要望をヒアリングするところから始まります。
当然時間がかかり、それ相応にコストも発生するのですが、一番は製作に関するリスク。
生業としてこういったオーダーをお受けする以上、責任を持って製作に当たらせていただいておりますが
どうしても画面越しでのやりとりだけでは詳細に仕様をお伝えすることが難しく、トラブルになる可能性があります。
そのため、当店では直接お会いしてお打ち合わせができる方のみ、フルオーダーをお受けしておりますので
その点のみ、どうぞご容赦くださいませ。
フルオーダーについてのご案内
フルオーダーについてはツイッターなどで繋がりのある革職人・deteさんがオーダーの仕方なども含めて紹介していただいているのでご興味がある方はぜひこちらもご覧ください。
deteさんってこんな人
・月間PV10万の革メディア『デテログ』の編集長
・レザーブランド”dete“の人
・職人歴10年/元・美容師
deteさんのブログは革好きだけではなく、職人的なスキルも惜しげなく紹介しているのでクラフターさんたちにも人気があり、おすすめです。
あとがき
と、まぁ少し固いこと書いてますがお見積もり出すだけなら無料ですのでお気軽にご相談くださいませ!
というのが実際のところですね。
場合によっては難しいこともありますが、できる範囲でご期待に沿うことができればと思います。
それでは本日はこの辺で。
オンランストアにも遊びに来てくれると嬉しいです!▼
それではまた来週〜!
コメントを投稿するにはログインしてください。